【あわてて購入前に】ピアノ補助ペダル・アシストペダルの比較・違いと選び方

①補助ペダルとアシストペダルの違いとは

補助ペダルとは足台+ペダルが一体型になったものです。

補助ペダルで有名なものはM-60です。数ある補助ペダルのなかでも足台の高さを一番高く(床から26cm)調整できるため、幼児期から使用可能です。最低16cm〜26cmまで無段階に手動ねじで高さ調整が可能です。


静岡県浜松市ふるさと納税でM-60の補助ペダルの返礼品もありますよ。(2021年12月現在)


アシストペダルとは、ピアノのペダルに直接装着することで、ペダルを手前に長くしたり、高さをプラスしたりすることで踏みやすくする器具です。高さをプラスした場合は、別途、足台が必要となります。この足台はある程度低くできて、高さ調節ができることが必要です。補助ペダルよりは身長の高い子どもむけの補助器具になります。

アシストペダルで有名なものは吉澤のアシストペダルとハイツールセットです。アシストハイツールを使用することで高さの調整が可能で、6段階の高さ調整ができます(レンチで固定)。ハイツールセットの足台は、2.5㎝、5㎝、7.5cm、10cm、12.5㎝の5段階の高さに設定することができます。


アシストペダルの後発品としてBehning&Sons Pedal PLUS Doが販売されています。追加の延長プレートを使用すれば、吉澤のアシストペダルより高くできること、手動ねじで固定ができることが違いです。



また、類似の商品の高性能かつ高級品(価格はペダルのみ、足台なしで税抜22000円)として、手動ネジ調整で、高さ調整も最大20㎝まで細かくできるリトルピアニストという製品が、三陽製作所より販売されています。こちらも身長が低いお子さんでペダルが必要なお子さんには要チェックです。→http://www.little-pianist.com/

補助ペダルM-60、Behning&Sons Pedal PLUS Do、吉澤のアシストペダルハイツールの比較

選び方に関しては、ひとつは身長を考慮しましょう。アシストペダルは、上に記載のようにある程度の身長が必要です。身長が小さい場合は、高さのある一体型の補助ペダルを利用するか、十分な高さにできるアシストペダルかつ十分な高さの足台のセットが必要になります。

ただし、通常、ペダルのふみこみやすさは、補助ペダルよりアシストペダルのほうが優ります。補助ペダルの仕組みでは、補助ペダルに付属のペダルで、上から実際のペダルを押す形になるので、ペダルが重くなる傾向があります。(M-60のような高級品であればそれほど気にならないかもしれませんが、安価な補助ペダルであればその差が大きくなります)

もう1点、選ぶにあたって大切なことは、複数の人が同時に使うかどうかということです。兄弟姉妹で、適宜高さ調整が必要な場合や、ピアノ教室で使用する場合などは、補助ペダル、アシストペダル、足台とも高さの調整がすみやかにできることが大事になります。

最後はお値段との比較になるかと思います。

わが家は、Pedal PLUS Doと甲南UP-1の足台を組み合わせて使用しています。以下の記事でに、使用した感想を紹介していますのでよろしければご参照ください。

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