【元気で明るい・きき映えする曲】ピアノの発表会におすすめ【小学生・初級編】

習い始めから1~4年ごろを目安とした、小学生・初級/バイエル~ブルグミュラー程度の難易度を目安に、元気で明るく華やかで発表会映えするおすすめの人気曲を集めてみました。子ども好みの楽しくなる曲を選んでいます。

関連記事:→【オクターブが届かない・7度もギリギリの子向け】5~9歳のおすすめピアノ発表会の曲8選

①エステン:人形の夢と目覚め 

発表会の定番曲です。子守歌→眠る→夢→覚醒とストーリ性があり、子どもにも曲のイメージを理解させやすい曲です。前半はしっとりした子守歌ですが、中盤から明るく楽しいイメージの曲で、長さ・華やかさとも発表会にぴったりの一曲です。

②スピンドラー:ラッパ手のセレナード(トランペットセレナーデ)

元気いっぱい、はつらつと演奏すると上手に聞こえます。やさしくなめらかに演奏することが苦手なお子さんも、フォルテがしっかり出せれば、うまく聴こえる曲です。左手にオクターブが出現しますが、難しければ、上の音を省いて演奏することも選択肢です。

③バース:小人の行進

日本語訳は「小人の行進」となっていますが原題はMarch of the Goblinsであり「ゴブリン」の行進です。可愛い小人のイメージより小悪魔の行進が本来のイメージです。子どもにわかりにくければ、バイキンマンのマーチみたいなイメージで演奏してみると、楽しく演奏できるのではないでしょうか。正確なスピードを保つのが上手に聞こえるコツですが、技術的には難易度は高くないので、習い始めの発表会におすすめの曲です。

④シューマン:狩の歌(小さな狩の歌)【子どものためのアルバムより Op.68-7】

シューマンの「森の情景」にも「狩の歌」がありますが、こちらは、初心者・子ども向けの曲で「小さな狩の歌」と訳されることもあります。オクターブが出現しますが、左右同じメロディやリズムを奏でる部分がほとんどであり、とりかかりやすい曲ではあります。小学生から習い始めたお子さんで手は大きいけど、まだ初級レベルという場合の発表会にもおすすめです。技術的には簡単ですが、難易度以上に聴き映えする曲ですので、発表会におすすめです。


⑤:ブルグミュラー:乗馬(貴婦人の乗馬)

軽快なリズムとともに、緩急あり、ラストの盛り上がりもあり、発表会で人気の定番曲です。いろいろなテクニックが盛り込まれており、練習は必要ですが、とても聴き映えのある一曲です。原題は「La chevaleresque」女性冠詞に「騎士的な」という意味の単語がついているところが「貴婦人の乗馬」という訳につながっていると思われます。英語ではTHE NIGHT ERRANT(騎士)と訳されており、日本人が感じているイメージより勇ましい曲なのかもしれません。

ストリーボック:ギャロップ

馬が駆ける様子を描いた軽快な曲です。オクターブはありませんが、左手にやや跳躍があるので手が小さめのお子さんは注意が必要です。すみれや、金の星など優しいワルツのイメージのストリーボックとは異なるパワフルな一曲です。

⑦ツェルニー:ウィンナーマーチ

ハ長調で、臨時記号も少なめ、ダイナミックに聴こえるわりに、譜読みの難しさが少ない一曲です。基本的なリズムや音階の流れが盛り込まれており、明るく元気・華やかな一曲ですが、練習曲の要素が盛り込まれており初心者におすすめの一曲でもあります。ちなみに、子どものころソーセージのウィンナー思っていました(笑)が、ウィンナーとは「ウィーン(風)の」という意味です。

⑧リヒナー:パレードマーチ

スピード感あふれる軽快なマーチです。運動会で流れてそうな明るい曲です。忘れな草・ジプシーダンスなど少し影のあるリヒナーの曲とはまた違った雰囲気の楽しい曲です。

以上の8曲です!お読みいただきありがとうございました😊

初級~初中級レベルで手が小さい・オクターブが届かないお子さん向けの特集も別にありますのでよかったら見てみてください。参考記事:→【オクターブが届かない・7度もギリギリの子向け】5~9歳のおすすめピアノ発表会の曲8選

関連記事:【手が小さい人におすすめの発表会の名曲】オクターブがなんとか届くあなたに


(追記)かっこいい曲を集めた特集も後日、記載しました。よろしければご覧ください。↓

関連記事:ピアノアシストペダル Pedal PLUS Doは高さ調整簡単で小学低学年でも使える

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共働き家庭がピアノの習い事を長続きさせるコツ!いつから?練習時間は?おすすめのピアノ機種も紹介~習い始め編~

共働き家庭がピアノの習い事を長続きさせるコツ!いつから?練習時間は?おすすめのピアノ機種も紹介~習い始め編~

小学生と保育園児の子どもをもつワーキングマザー、かつ、ピアノ経験者の視点から、共働き家庭がピアノの習い事・練習を長続きさせるコツについて、習い始めの時期にできることを挙げてみます。

目次

  1. 【はじめに】
  2. 【習い始める時期】
  3. 【先生・教室を選ぶときの注意点】
  4. 【どんなピアノを選ぶか】
  5. 【ピアノを置く場所】
  6. 【練習時間】
  7. 【親のかかわりかた】
  8. 【発表会】
  9. 【まとめ】

①はじめに

共働きで子どもにピアノを習わせたいけれど、送迎や毎日の練習が心配というご家庭向けの記事です。「目指せ音大・ピアニスト!」というより、「将来、子どもが趣味としてある程度ピアノが弾けるといいな」といったスタンスで書いていますのでご了承ください。

ちなみに、我が家は、共働き、私はワーキングマザー(自宅出発は7時台、帰宅は18時過ぎる)、ピアノ経験者、マンション住まい、祖父母は頼れないという環境ですので、皆様の家庭環境により、参考にならない点も多々あると思いますが、ご了解ください。

②習い始める時期

結論:おすすめは園の年中~年長(個人差あり)

私自身は3才からピアノのレッスンを始めそのまま高校3年生まで続けていました(母は専業主婦)。おかげさまで絶対音感があります。一般的には、おそらく小学校入学前後までに習い始めたほうが、絶対音感の獲得には有利だと思います。早ければ早いほうがよいか?ということに関しては、私は音楽の専門家ではないので、個人的な意見になりますが、周囲を見渡す限りでは、趣味のレベルであれば、3才で始めた子も5才で始めた子も小学校2~3年生になると、進度や技術にはそれほど大差はなく、結局、開始時期よりも、本人(や親の)練習熱心さによって決まってくるのではないかと思っています。

私自身が3~4才のときに、どのように楽譜を読みピアノを弾く練習をしたかは、記憶がうっすらしか残っていません。しかし、物心ついたときにはピアノの練習が習慣化していたという点は、ある程度早く始めるメリットの一つかと思います。

しかし、2~3才の早い時期からリトミックやリズムの練習、聴音などできることはあると思いますが、「ピアノを演奏する」という視点からの、レッスンの開始時期を考えると、以下を満たした時期にはじめるほうが、効率がよいのではないかと私は考えます。

  1.  人の話をじっと聞ける、座っておける
  2.  ひらがな、1~10の数字が、書けなくてもだいたい読めて意味がわかる。
  3.  ピアノの鍵盤を指でしっかり押す力がある

子どもの成熟度によって上記の時期には個人差があると思いますが、おおむね年中~年長さん程度でないでしょうか。上記を満たさないうちは、自宅で親と「いっしょに歌をうたう」や「打楽器などで音をたのしむ」という遊びに時間をかけるほうが、レッスンの送迎や課題をこなす負担を考えると、精神衛生上も、効率もよいと考えます。ある程度文字や数字の理解がないと、音符の理解やワークブックなどが難しいのではないかと思います。

わが家では、ピアノを習いはじめるまえに、木琴やおもちゃのピアノ、タンバリンなど2~3才の子どもが扱いやすい楽器で、ドレミやリズムに触れ合うことを自宅で取り組みました。また、丸子あかねさんのリズムのほんを子どもがとても気に入ったので、よく一緒に手拍子をたたいて、クイズみたいに取り組んでいました。この本は、音符・休符の理解がすすむので、とてもお勧めです。絵本を1冊買うつもりでぜひどうぞ。

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ピアノのレッスンを始めるまでに上記をおこなっていたことで、ピアノの導入はスムーズに進みました。

私のおすすめの木琴はこおろぎのECO32。中途半端なおもちゃの木琴を買うより、これがおすすめです。いろいろな曲を演奏するのに、黒鍵の部分があることと、音程が正しいことは、とても大事で、ピアノの導入にも役に立ちます。娘は2才頃から楽しくたたいていました。

関連記事:【自宅で木琴練習】こおろぎECO32の卓上木琴の感想と子どもから大人までおすすめの理由。


③先生・教室を選ぶときの注意点

結論:温和な先生かつ自宅から近い教室

まずは先生との相性。長く続けたいと思うなら優しい先生がおすすめです。私自身は、転居や先生の出産・引っ越しなどもあり4名の先生を経験しましたが、幼少期から小学生の時期は、とても温和で話しやすいピアノの先生であったことが、長続きした理由の一つだと考えています。

また、とくに就学前は、ピアノの練習には親のサポートが必要です。私自身、ワーキングマザーであり、私の仕事が忙しいせいで、子どもの練習時間が十分確保できないことが、実際、それなりにありました。こんな状況のときに、厳しい先生であると、親子ともどもモチベーションが下がってしまう可能性があります。(子どもの性格にもよりますが)

ピアニストを目指すのであれば別ですが、自宅から徒歩圏内は必須です。子どもが成長したときに子どもが一人で通うことができる教室を選んでおきましょう。雨の日もあれば、風の日もあります。あとは、先生とスタンスのすりあわせ(長く続けたい、趣味で演奏したい、クラシック以外の曲も弾きたい、コンクール・発表会に出たい・出たくないなど)が大事です。

大手教室と、個人の教室はそれぞれ、メリット・デメリットがあると思いますが、私としては共働き家庭であれば、個人教室がおすすめです。先生との相性が一番大事ですが、人数が少なめの個人教室で、今後、子どもの成長にあたり曜日や時間の融通がききやすそうな教室を選ぶことや、土日の選択肢があるか、振替のルールなどを入会時に確認しておくことはとても重要です。また、自宅にレッスンに来てくれる先生もいらっしゃいますので選択肢の一つだと思います(この場合は自宅に相応のピアノの準備が必要ですが)。

またレッスンはもちろん毎週のほうが、力はつくのは言うまでもありませんが、レッスンの送迎などの負担が大きければ、30分×月4回ではなく、40分×月3回ができるかなども確認してみましょう。

ただし、ピアノを含めた音楽の先生は「師匠」です。こちらが、モンスターにならないように、丁重な姿勢を忘れずに。体験レッスン時のお礼や、習い始めてからのお中元・お歳暮、新札での月謝など、礼儀に気をつけることも、長く続けていくなかで大事だと私は考えています。

④どんなピアノを選ぶか

結論:ハイブリッドピアノのカワイNV5かNV10がおすすめ

ハイブリッドピアノとはなにか?


ハイブリッドピアノとは電子ピアノと本物のピアノ(アコースティックピアノ)のいいとこどりをしたピアノです。カワイのハイブリッドピアノ「NOVUS(ノーヴァス:NV)」シリーズや、ヤマハのAvantGrand(アバングランド)シリーズが、ハイブリッドピアノに該当します。

ハイブリッドピアノのメリットは、本物のピアノのタッチであること、消音(ヘッドホン)が可能なので早朝・夜間の練習ができること、そして、電子ピアノならではの録音機能・デモ演奏機能などが、レッスンに役立つことです。

「本物のピアノ」が上達に欠かせないことは百も承知です。しかし、ワーキングマザーの子どもが練習時間を確保するためには、早朝や夜間の練習になることも多く、防音室またはハイブリッドピアノが欠かせないと私は考えています。

ハイブリッドピアノはアコースティックピアノの鍵盤のハンマーアクションが搭載された電子ピアノで、鍵盤のタッチ感は本物そのものです。電子ピアノのようなタッチの違和感は全くありません。ピアノ歴20年以上の私も、初めて弾いたときは、これは本物の(アコースティック)ピアノではないの?とびっくりしました。が、ハイブリッドピアノ内には弦は実際にはなく、最新のデジタル技術によって、豊かな音色が作りだされています。タッチは本物さながらですが、楽器から出る響きはやはり本物のアコースティックピアノには劣ります。

わが家は、グランドピアノタッチのカワイのNV10を使用しています。高額で、本物のピアノと張り合える値段ですが、私も趣味で演奏するので、子どもが弾かなくなっても、無駄にはならないかなと思って奮発しました。アップライトタッチのNV5ならもう少し安い価格で購入できます。省スペースで設置できること、調律が不要なことも本物のピアノに比べて大きなメリットです。


購入してから気づいたことで、カワイのNVシリーズでよかった点は、練習曲のデモ演奏が内臓されているところです。バイエル、ブルグミュラー25、ツェルニー100、バッハのインヴェンションなどの練習曲が全曲、デモ演奏を流すことができます。子どもが練習するときに流すことで、曲の流れや雰囲気がわかり参考になります。(もちろん耳コピに頼らず自分で読譜することは大事だと思います。ただし、子どもの練習につきっきりというわけにもいかないので、子ども一人でわからないときに、お手本があるのとないのでは全然違います)

また、録音機能(何種類も分けて録音することができます)があるので、内臓されていないレッスンの曲の見本を親が弾いて録音しておいたり、連弾曲の練習のために、片方のパートを録音しておいて、もう片方のパートを一人で練習であわせたり、といったこともできます。

もちろん、電子ピアノの側面を持っているので、いろいろな音色が内臓されています。練習に飽きたときの気分転換や、自宅で家族でミニ合奏をするときなどにとても便利ですよ。

⑤ピアノを置く場所

結論:リビングが候補

ピアノは毎日の練習が大事です。子どもが小さい時期は、すぐに、ピアノの椅子に座れるように、また、家族がピアノの練習をこまめにほめることが必須だと考えています。親子のコミュニケーションの目的も含めて、子どもが小さい時期は、リビング学習ならぬリビングピアノが、共働き家庭や兄弟姉妹でレッスンをしている家庭ではおすすめです。ただし、もう少し成長すると、自分で個室にこもって練習したくなる時期がありますので、そういう時期には個室にピアノを移動することを検討しましょう。

⑥練習時間

結論:子どもが小さい時期は朝がおすすめ

保育園児や学童帰りの小学生は、帰宅時点でかなり疲労しています。ここから、ピアノの練習を…となると、つらい練習になることは間違いなしです。15分早起きして、朝にピアノの練習がおすすめです。「朝はバタバタしてとてもそんな時間は…」と思うでしょうが、就学前からの習慣化が大事です。朝食・はみがきのあとはピアノという習慣を、習い始めの時点で身に着けておくことが大事です。

そして時間がせまっていたとしても毎日3分でも練習すること。これが長続きの秘訣です。「今日は、この曲のこの部分だけでも3回弾いておこうね。」などと親が声かけすることが大事です。

ただし、兄弟姉妹で習わせている場合や、進度が進むと朝の時間だけでは練習時間は不足する可能性がありますので、成長してからは工夫が必要です。

⑦親のかかわりかた

結論:最初は熱心にサポート、小学生になったら自立につなげる

最初はそれなりに親の関わりが必要です。毎日の練習が大事です。ピアノの先生にお任せ・放置では、上達の道は遠いです。できれば小学校入学前後までに、「自分で読譜がおおまかにはできて、自分で練習ができる」、かつ、「レッスン中に親がついていなくてもレッスンを受けられる」というところまで自立ができるようにお膳立てしておくと、あとで親としてはかなり楽になります。(もちろん、その後、ほったらかしてよいというわけではありませんが)

読譜ができるようになることは、自立した練習への大事なステップです。そのサポートを惜しまないようにしましょう。

音符をよむトレーニングに役立ったグッズ・アプリはこの2つです。

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おんぷちゃんは、ゲーム感覚で、読譜と絶対音感の獲得の両方に役立ち、なおかつ、子どもが楽しめるアプリでおすすめです。

一人で送迎なしで練習に通えるようになれば、親の負担はかなり減りますが、送り迎えどちらかは親がつきそう、先生との連絡ノートを利用するなどで、適度に先生とのコミュニケーションを保つことも長続きの秘訣です。また、一人で通う場合は、安全確保も重要です。子ども用GPSのまもサーチ2を携帯させると、ピアノ教室に無事到着したか、などの確認ができたり、お迎えのタイミングの合図を、携帯電話がなくても子ども側から送ることができて、便利ですよ。

関連記事:子どもGPSのまもサーチ2の感想・レビュー・ブログ、バッテリーもちよく小学生に便利!


自宅練習やレッスンへの往来が自立した後も、辞めたくなる時期、反抗期、ほかの習い事や受験とのかねあい、などいろいろ問題は山積みになると思います。子どもの意見、性格もあるでしょう。しかし、親子で「もうダメ、辞めよう」となるまえに、深呼吸が必要です。「細く長く、音を楽しむ♪」このスタンスをもう一度思い出すことが秘訣です。


⑧発表会

結論:とくに習い始めは参加がよい

発表会やコンクールは暗譜・ノーミスが最低目標です。目標をもって頑張ることで、得られる力も大きいです。また、素敵な衣装を着たり、ほかの人の演奏を聴いたりすることで、モチベーションもアップします。親の負担も少なくないですが、とくに、習い始めの時期は、発表会の参加をおすすめします。学年が進むと、恥ずかしくなったり、学校や部活・ほかの習い事のとの兼ね合いなどで、ますます参加が難しくなる可能性もあります。

親のサポートに心配があれば、無理のない難易度や子どものモチベーションの上がる曲の選考を、ピアノの先生に相談してみましょう。

⑨まとめ

とりあえず、子どもが小さい時期は、ハイブリッドピアノを購入してリビングに置きましょう。朝でも夜でも、親子のコミュニケーションも含めて、音を楽しみましょう!自宅近くのよい先生が見つかるとよいですね。習い始めたら、最初は特にしっかりサポート、就学後の自立につなげましょう!


関連記事:【自宅で木琴練習】こおろぎECO32の卓上木琴の感想と子どもから大人までおすすめの理由。