【安い母乳パックレポート・比較】Angelcareは冷凍母乳作りに使いやすくおすすめ

私は、保育園に通う子どもに毎日400~600mlの冷凍母乳を運んでいました。毎日、たくさんの冷凍母乳を作成すると、母乳パック(バッグ)の費用もかさむことに気づきます。私が実際に使用した安価で大容量がポイントのAngelcareの母乳バッグを使用したレポートと感想を報告します。

Amazonや楽天でAngerlcareの母乳パックが販売されており、Amazonでは200ml入る母乳パックが50枚入りで1488円(1枚29.7円)で販売されています。カネソンの100ml用の母乳パックが50枚入りで1727円(1枚34.5円)です。(2021年5月現在)Angerlcareの母乳パックは1枚あたりも安く、容量も大きめなので頻回に利用する人、大きめの容量が必要な人にはお得だと考えます。

ただし、日本製のカネソンと比較し、知名度が低いこともあり、実際どのような製品なのか使用するのに不安があるかもしれません。また、Amazonのレビューはおおむね好評ですが、なかには、目盛りが不正確、200mlも入らないといったレビューが散見されており、ちょうど子どもに使って残っていた母乳バッグがあったので実際に使用し検証してみます

私は、AmazonのAngelcare-Japanという会社から商品を購入しました。Amazonで会社のページを確認すると中国に住所があるようです。ただし、Amazon primeを利用した方法で注文すると、翌日には配達が可能なようでした。

注文内容のことで質問があり、私はメールをする機会がありました。私がやりとりしたときは、中国人の社員のかたの対応で、日本語にぎこちなさがありましたが、日本語でやりとりは可能で丁寧でした。楽天での取り扱いは日本の会社が扱っているものもあるようです。(2021年5月現在)

実際の商品は、私の場合、小さな段ボール箱に入って配送されました。中身は以下のようなかたちです。箱は英語表記で、中の説明書や中に入っている袋は、英語と中国語の説明文が裏表になっていました。日本語の説明書はありませんが、図がありますので、使用法を理解するには問題はないと思います。

日付や名前を記載するところが上部にあります。(カネソンと違い付属のシールはなく直接マジックペンなどで書き込む方式です)また上部の開封はハサミマークがついていますが、きりこみとミシン目があり、手でキレイに清潔に開封することが可能です。

母乳ではなく実際に200mlの水(わかりやすいようにピンク色に着色しています)を軽量カップで測定し準備し、母乳パックに注いたときのようすを検証してみました。

まず、50mlを注いでみました。自立するところがAngelcareの母乳パックの利点でもあります。

次に計100mlを注いだところです。↓

水位は自立のさせかた(マチのふくらませかた)でかなり上下するのであくまでも、付属のめもりは参考程度ということになります。

次に150mlを注いだところです。↓

そして200ml全部を注ぐと、こうなりました!↓↓

200mlの目盛りは超えてしまいましたが、あふれることはなく上部にスペースがあるので、冷凍しても問題なさそうです。また、支えずに自立した状態が保てています。上部の二重のジッパーをしっかり閉めて横にするとこのような感じです。↓

冷凍は省略させていただきます。実際に母乳を冷凍して、私が使っている限りで破損したりすることはありませんでした。しかし200mlめいいっぱいいれるとピチピチな感じではありました。私は子どもに保育園で1回200m×回数分の冷凍母乳を持参していましたが、園の先生が解凍しやすいように100+100mlなどに分けて持参していたので、実際200ml以上入れることというのはあまりなかったですが。

ちなみに注ぐところ(下部)はこのようになっています。きりこみがありますが、実際に手であけようとすると上部とは違いミシン目はなくスムーズには切れなかったので、指がふれて不潔になってもいけないので、清潔なハサミで開封するのがよいでしょう。結局ハサミで開けました。

以上が実際のレポートです。カネソン・Angelcareとも両方愛用していましたが、それぞれのメリットについての感想です。

カネソンの利点は、上部を清潔にあけるためのテープ、清潔に保管するために上部を織り込んだときのシールなどがついており、上部の操作が使用しやすく、清潔なことです。Angelcareは二重ジッパーで閉めるので漏れたことはないですが、上部を開けるときに内部を触わらないように、清潔操作に注意が必要です。

Angelcareのメリットは、やはり1枚あたりが安いことと、大量に入って自立することです。

使用してみた感想では、少ない量で清潔にとくに注意が必要なNICUの低出生体重児の赤ちゃんはカネソンが、一回量が多い場合、保育園児で毎日大量に母乳パックが必要で、コスパ重視の場合はAngelcareがおすすめかなと個人的には思いました。使いやすさは人それぞれですので、ぜひ一度少量購入し試してみてもよいかもしれません。


お読みいただきありがとうございました。

カネソンの母乳バッグの使用法や、おすすめの冷凍母乳の運搬方法・グッズについてはこちらをご参照ください。→【溶けない冷凍母乳の運び方】NICU・保育園に。夏も安心の届け方/運搬方法やグッズ編

関連記事:搾乳で母乳育児① メデラの電動搾乳器スイングとフリースタイルを使ってみて…の話

【溶けない冷凍母乳の運び方】NICU・保育園に。夏も安心の届け方/持ち運び方法やグッズ編

私はNICUに勤務歴があり、また産後3か月から職場復帰し毎日400~600mlの冷凍母乳を半年以上保育園に運んだ経験があります。NICUに入院中の赤ちゃんに搾乳した母乳を冷凍して届けるお母さん、仕事の復帰に伴い、冷凍母乳・搾乳を保育園から運搬が必要なお母さんに役立つ情報をお届けします。

冷凍母乳は溶けてしまった場合は、再冷凍は不可・禁止です。清潔に搾乳・冷凍保存した母乳を、きちんと冷凍された状態で、運搬することがとても大事です。

しっかりした保冷剤と保冷バッグを利用しましょう。

この記事では①おすすめの母乳バッグ②おすすめの保冷バッグ③おすすめの保冷剤を紹介します。

搾乳機についての情報を知りたい方は下記の関連記事もご参照ください!↓↓

関連記事:搾乳で母乳育児① メデラの電動搾乳器スイングとフリースタイルを使ってみて…の話

①おすすめの母乳バッグ

病院やNICUでもおすすめされることが多いと思いますが、カネソンの母乳バッグが清潔に冷凍する点ではいちばん使い勝手がよかったです。


↑使い方の詳細は、上図のリンクを参照してください。母乳バッグを開けるときに内部を触らないよるにするヘッダーの仕組みなど、清潔に保存できる仕組みが、おすすめのポイントです。

何mlずつに分けて持参したほうがよいかは、NICUや保育園のスタッフとぜひ相談してください。NICUの場合は、1回の哺乳量から適切な量のアドバイスがあると思います。保育園の場合は、私の子どもの場合、1回に200mlを飲んでいましたが、できれば100+100に分けているほうが解凍までな時間が短くやりやすいということだったのでそうしていました。

②おすすめの保冷バッグ

私はサーモスの5Lの保冷バッグを主に使用していました。後述するロゴスのMサイズの保冷剤がちょうどよくおさまるサイズだったのと持ち運びやすさがポイントです。


少し大きめのサイズに感じるかもしれないですが、NICUのお子さんであれば遠方からの通院のかたも多いと思われ、しっかり保冷できる機能は大事です。

また、冷凍母乳の運搬が終わっても、その後、お買い物・アウトドアやお弁当入れに活用できますので便利ですよ。

③おすすめの保冷剤

ロゴスの氷点下パックの保冷剤がお勧めです。非常に強力で、私は複数利用することで、保育園に母乳を運搬後、職場で搾乳した母乳を持ち帰るのにも十分使える長時間の保冷力でした。なおかつ保冷剤を冷凍庫で再凍結するのに要する時間が短く、毎日の運搬に大活躍しました。

この保冷剤に加えて、空いたスペースに通常の小さい保冷剤をつめこむと保冷力抜群です。

(保冷剤ではなく氷を冷凍母乳の周りにいれるのは溶けやすくなるのでダメですよ!)



以上、おすすめの運搬グッズについてでした。

お読みいただきありがとうございます😊

追記 : 容量大きめ、安価な母乳パックであるangelcareのレビュー記事を後日記載しました。よろしければ、こちらもご覧ください。→【安い母乳パックレポート・比較】Angelcareは冷凍母乳作りに使いやすくおすすめ

関連記事:搾乳で母乳育児① メデラの電動搾乳器スイングとフリースタイルを使ってみて…の話

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

\全商品16倍!/【正規品】【送料無料】 メデラ 搾乳器 ハーモニー手動さく乳器セット【あす楽対応】【ナチュラルリビング】
価格:5390円(税込、送料別) (2021/7/25時点)

楽天で購入

搾乳で母乳育児① メデラの電動搾乳器スイングとフリースタイルを使ってみて…の話

タイトルの通りmedela(メデラ)社の搾乳器であるスイングとフリースタイルを使用した経験と感想について。ではあるのですが、

口コミ記事みたいで、申し訳ないのですが、きっと上記のワードを検索して、この記事にたどり着いたお母さんは、きっと、今、大変な搾乳を頑張っているお母さん、あるいは搾乳器を購入しようか迷っているお母さん、手動の搾乳器を電動にしようか迷っているお母さん、いろいろだと思います。

はじめてこのブログをみられた方のために、簡単に自己紹介をさせていただきますが、私は、医療従事者で、現在は、小児科で勤務していますが、過去にNICU(新生児集中治療室)での勤務歴も5年程あります。

医療従事者であれば母乳育児のことに詳しいように思うかもしれませんが、実際のところ、医学教育でも臨床でも深く学ばない分野であります。

なので母乳育児に関してきちんと勉強していなければ、決して詳しくはありません。

私自身母乳育児支援にかかわってきましたが、とくに「搾乳」に関しては、自分が搾乳を行い、継続してみて初めて、その大変さを実感し、理解できました。

ここに書く話は、今まさに搾乳を頑張っているお母さん、仕事復帰に向けて、断乳しようか継続しようか迷っているお母さん、継続するにしてもどうやって継続すればよいかわからないお母さんに、少しでも参考になればと思いながら書いています。

(ただし母乳育児を強制する意図はありません)

なお、ここに掲載するお話は、あくまでも一個人の感想です。

電動搾乳器も使ってみたけど、手動のほうがしぼりやすかった、という方もいらっしゃいます。母乳育児、搾乳がうまくいかないときは、ぜひ、経験のある専門家のアドバイスをもらってくださいね。

私は、子どもが二人いますが、二人とも生後3~4か月のときに職場復帰をしました。母乳育児を長く継続するためには、もちろん職場復帰を遅らすことができれば一番よいのですが、諸事情あり、この時期に復帰することを決めました。

保育園は職場から離れており、途中に授乳しにいくことはできない環境でした。

幸い、保育園は冷凍母乳の受けいれが可能で、小児科外来の授乳室という、搾乳に適した(?)スペースもあり、二人とも母乳育児を継続することができました。

短時間の休憩時間のあいだに搾乳に大変便利だったのが、電動搾乳器です。

一人目のときはメデラのスイング、二人目のときはスイングと、フリースタイルを併用しました。

他の搾乳器は使用したことがなく比較はできませんので、医療者の意見というよりは、一人の母親の個人的な感想だと思って読んでいただければと思います。

まず、手動と電動がありますが、頻回に長期的に搾乳する予定であれば、電動がおすすめです。電動は価格が高いのが、デメリットですが、レンタルや、中古品もあります。

調べてみるとメルカリなどのオークションにも結構出品されていました。リサイクルショップなどにも見かけます。

中古であってもきちんと消毒すれば問題ないと思います。(病院の哺乳瓶や搾乳器もほかの人が使った後、消毒して使用しています。)また、メデラはパーツのみも販売していますので、中古で購入し、一部のパーツなどは新品を購入するという方法でもよいかもしれません。

使う頻度が多くなければ、手動でもよいと思います。ただし、1日複数回×毎日をある程度長期間予定されているようであれば、手動や手での搾乳になると大変と思います。NICUで勤務していたときも、搾乳などで腱鞘炎になったお母さんもいました。

これからも赤ちゃんの抱っこで、手に負担がかかる大変な時期ではありますし、無理はいけません。

長女のときはメデラのスイング(シングルポンプ・片方のみ)のを使用していました。

長女のときは、搾乳がうまくいくかもわからない状態でしたし、職場復帰後の搾乳の生活も思い描けない早い段階で購入しました。両側一度に搾乳できるダブルポンプタイプのスイング・マキシも発売はされていたのですが、1万円以上の価格差もあり、もし、長続きしなかったらもったいないなぁ…という気持ちもあり、片方のみの搾乳するタイプを購入しました。

私は、100mlを搾乳するのに10分ほどかかりましたので、両側の搾乳で10分×2で計20分は要していました。

仕事に復帰後は忙しく、なかなか、搾乳時間を確保するのも大変な状況でしたので、最初から、両側いっぺんに搾乳できるタイプを購入しておけばよかったと思ったものです。

ちなみに生後3~4か月の我が子が保育園に持参していた冷凍母乳の量は、1回200ml分を2~3回/日分(つまり1日に計400~600ml)でした。

我が子は7時半~18時ごろまでは保育園で過ごしていたので

7時半に授乳して登園し、長子は11時、15時ごろに2回、次子は10時、13時半、17時ごろに3回ぐらいのペースで冷凍母乳を飲むというペースでした。

時間と労力は少ないほうがよい!という反省で、次子のときには、長女のときにはなかったメデラのフリースタイルが販売されていたこともあり、かなり高くて悩んだのは悩んだのですが、購入することにしました。搾乳器の購入に悩むのは高価であり、なおかつ、一時的な使用であるからだと思います。そして、試しに使ってみたり…ということがなかなかできないことも悩みますよね。私がフリースタイルを購入したときも、まだあまり口コミもあまりなくて、すごく悩みました。

搾乳器自体はスイングもフリースタイルもそれほど重くはなく非常にコンパクトなのです。十分持ち運びできるサイズです。とくにフリースタイルはかなりコンパクト。

しかし、保育園の荷物と子ども(3か月ですでに体重6kgです)、子どもの荷物と、冷凍母乳600ml分と、冷凍母乳が溶けないようにする保冷剤と、お昼寝用の布団と…となると行きかえりの荷物がそれだけでもかなりの量になりますのでご注意ください。

そして、念願のダブルポンプで搾乳は、搾乳時間は短縮できるのですが、デメリットとしては、やってみて気づいたのですが(笑)、搾乳器グッズのと洗い物が約2倍になります…。

まぁそれでも、ダブルポンプのほうがお値段だけの価値はあると思います。

メデラのスイングはACアダプタ以外に、電池で持ち運びができます。私は充電電池を使って、使用していました。フリースタイルは、携帯電話のようにそのものに充電ができるのがメリットです。

また、スイングとフリースタイルの違いとして、フリースタイルは搾乳時間が表示されます。個人的には、あれ?もう15分も搾乳していた、とかわかるのには役に立ちました。(時計があればなくても十分困らない機能だと思います)

音の大きさは、どちらも同じぐらいかなと思います。どちらもすごく小さい音とはいいがたいですが、びっくりするほどの音ではありません。ただし、トイレの個室で搾乳しようとしたら、個室の外には、聞こえると思います。手動に比べると電動は音がすることがあえていうとデメリットでしょうか。

長くなってしまったので、また次の機会に、書き足りなかったことを書こうと思います。

(追記)関連記事を記載したのでよろしければご覧ください。

関連記事:【安い母乳パックレポート・比較】Angelcareは冷凍母乳作りに使いやすくおすすめ