この記事では、小学校1年生・2年生の読書感想文におすすめの本を厳選で紹介します。
「読書感想文が短時間で書きやすい!」ということに焦点を絞っていますので、ご了承ください。
まず、「読書感想文が書きやすい!」というには、子どもがその本を読みやすく、理解しやすい必要があります。そして親も読んだり、知っている本のほうがいいですよね。
読書が苦手なお子さんの場合、すでに知っているお話や、「絵本」もありです!!
イラストがあると、読みやすいですし、感情などの動き、人物のことをどう思うか、などの言葉のひきだしも増えてきます。
そして、感想文が書きやすいポイントは、「自分の経験との共通点」があること。
たとえば、妹や弟がいるお子さんなら、兄弟の話。
ワーキングマザーのお母さんがいる子どもなら、ワーママが出てくる本。など。
自分の経験や共通点などを、感想文に書くことで、感想文の文章がひろがります!(=感想文の字数が稼げます!)
それではおすすめの本の紹介です!
①はじめてのおつかい
有名な絵本なので、読んだことがある人が多いと思います。
さぁ、読み終わったら、お子さんに近くのコンビニへ牛乳をおつかいに買いにいってもらいましょう!!(心配なら、こっそりうしろからついていきましょう)
時代背景も違うので、絵本と自分の体験の「おなじところ」「ちがうところ」、おつかいした感想などを文章にするだけで、立派な感想文のできあがりです!
②そらいろのたね
私自身も子どものころ大好きだった絵本。娘たちも、何度読んでも飽きないです。
このイラストと文字の量ですし、読むのは簡単。
読書が苦手な子なら読み聞かせでもよいでしょう!
大人が読むと「欲張りはいけないよね」的な教訓に見える本ですが、独特の世界観があり、子どもの感想はまた違うようです。
「どうして、きつねくんは、こんなことをしたのかな?」という視点で問いかけながら、感想文をすすめていくと、いろいろな文章が書けそうですよ。
②ほね
童話ではなく、ほねについて解説する、かがくのともの絵本です。
物語は苦手なお子さんでも、読みやすいです。
さて、どうやってこの本で読書感想文を書くか考えてみましょう。
自分や家族が、骨折したことがあるお子さんは、その経験をまじえて、書いてもいいかもしれません。
絵本を読む前は、ほねってどんなイメージだったか、本をよんだあとはどんなイメージに変わったか、などを聞いてみながら書くのもいいかと思います。
また、骨にまつわるエピソードから書き始めるのもいいかもしれませんね。例えば、「夕ごはんをたべるとき、魚の骨がのどにつまりそうになった。骨なんてなかったらいいのに、と思った。骨がいったい、なんのためにあるのかと思いながら、この絵本を読んでみた。」みたいな出だしで、かきはじめたら、いかがでしょうか?
④オズのまほうつかい
かんたんな絵本はこちら
もう少し文章が多くても大丈夫なお子さんはこちら↓
本を読むのが苦手なお子さんでも、かんたんな絵本なら、すぐ読めそうですよね。
女の子向けの冒険ストーリーですが、「自己実現」がキーワードのおはなしでもあります。
願い事を他力本願でかなえるのではなく、結局、自分でかなえているよ、というところが実は興味深いお話です。
ドロシー、脳みそがほしいかかし、心がほしいブリキの木こり、勇気がほしい臆病なライオンの登場人物に、自分や周りの人と似ている人はいませんか?共通点やちがうところをかんがえていくと、感想文がはかどります。
こんなふうに、お子さんにインタビューをしながら、読書感想文をかいてみましょう!
①どんな話?
「たつまきでとばされたドロシーが、なかまと協力して、願い事をかなえようとする話」
「ドロシーがぼうけんをするはなし」
「ドロシーが悪い魔女をやっつけて、オズにねがいごとをかなえてもらおうとする話」
②どの登場人物が好き?
「ドロシー。がんばりやさん。(どこが)ゆうきをもって、いろいろ挑戦する」
「臆病なライオン。ライオンなのに臆病なのが、おもしろい。でも、~~のところでは活躍していた」など
③おはなしを読んでどう思った?
④じぶんがねがいごとをかなえたかったら、どうすればいいと思うか?
例、「いまのねがいごとは、●●のゲームがほしい。お母さん(=オズ)におねがいするだけでなく、お手伝いとかがんばって、かってもらえるように努力しようかな」
このあたりをまとめていくと、簡単にかけそうですよ!
以上の4冊です!
お読みいただきありがとうございました。
ところで、私自身は、読書大好き!な子どもで、小学生のときは、時間があれば家の近くの図書館で本を読むのが楽しみでした。
今は二人の娘の母です。長女と次女と一緒に本を読む時間は、なかなか忙しく、たくさんはとれないのですが、私自身が子どものころに読んで、面白かった本を、娘たちにもと思い、ネットの古本ショップなどでとりよせて、さりげなく、本棚やテーブルの上に置いています。
娘も面白い!と感じる本もあれば、うーん、あんまりと思う本もあるようで、感性は人それぞれですね。
そして、私自身も読み返してみて、うん、やっぱり面白い!と思うものもあれば、子どものときほどでもないな…と思う本もあります。
私自身の感じ方も変わってきているので、大人が興味深く思う本と、子どもが興味深く思う本は、また違うんだな、と思います。
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