搾乳で母乳育児① メデラの電動搾乳器スイングとフリースタイルを使ってみて…の話

タイトルの通りmedela(メデラ)社の搾乳器であるスイングとフリースタイルを使用した経験と感想について。ではあるのですが、

口コミ記事みたいで、申し訳ないのですが、きっと上記のワードを検索して、この記事にたどり着いたお母さんは、きっと、今、大変な搾乳を頑張っているお母さん、あるいは搾乳器を購入しようか迷っているお母さん、手動の搾乳器を電動にしようか迷っているお母さん、いろいろだと思います。

はじめてこのブログをみられた方のために、簡単に自己紹介をさせていただきますが、私は、医療従事者で、現在は、小児科で勤務していますが、過去にNICU(新生児集中治療室)での勤務歴も5年程あります。

医療従事者であれば母乳育児のことに詳しいように思うかもしれませんが、実際のところ、医学教育でも臨床でも深く学ばない分野であります。

なので母乳育児に関してきちんと勉強していなければ、決して詳しくはありません。

私自身母乳育児支援にかかわってきましたが、とくに「搾乳」に関しては、自分が搾乳を行い、継続してみて初めて、その大変さを実感し、理解できました。

ここに書く話は、今まさに搾乳を頑張っているお母さん、仕事復帰に向けて、断乳しようか継続しようか迷っているお母さん、継続するにしてもどうやって継続すればよいかわからないお母さんに、少しでも参考になればと思いながら書いています。

(ただし母乳育児を強制する意図はありません)

なお、ここに掲載するお話は、あくまでも一個人の感想です。

電動搾乳器も使ってみたけど、手動のほうがしぼりやすかった、という方もいらっしゃいます。母乳育児、搾乳がうまくいかないときは、ぜひ、経験のある専門家のアドバイスをもらってくださいね。

私は、子どもが二人いますが、二人とも生後3~4か月のときに職場復帰をしました。母乳育児を長く継続するためには、もちろん職場復帰を遅らすことができれば一番よいのですが、諸事情あり、この時期に復帰することを決めました。

保育園は職場から離れており、途中に授乳しにいくことはできない環境でした。

幸い、保育園は冷凍母乳の受けいれが可能で、小児科外来の授乳室という、搾乳に適した(?)スペースもあり、二人とも母乳育児を継続することができました。

短時間の休憩時間のあいだに搾乳に大変便利だったのが、電動搾乳器です。

一人目のときはメデラのスイング、二人目のときはスイングと、フリースタイルを併用しました。

他の搾乳器は使用したことがなく比較はできませんので、医療者の意見というよりは、一人の母親の個人的な感想だと思って読んでいただければと思います。

まず、手動と電動がありますが、頻回に長期的に搾乳する予定であれば、電動がおすすめです。電動は価格が高いのが、デメリットですが、レンタルや、中古品もあります。

調べてみるとメルカリなどのオークションにも結構出品されていました。リサイクルショップなどにも見かけます。

中古であってもきちんと消毒すれば問題ないと思います。(病院の哺乳瓶や搾乳器もほかの人が使った後、消毒して使用しています。)また、メデラはパーツのみも販売していますので、中古で購入し、一部のパーツなどは新品を購入するという方法でもよいかもしれません。

使う頻度が多くなければ、手動でもよいと思います。ただし、1日複数回×毎日をある程度長期間予定されているようであれば、手動や手での搾乳になると大変と思います。NICUで勤務していたときも、搾乳などで腱鞘炎になったお母さんもいました。

これからも赤ちゃんの抱っこで、手に負担がかかる大変な時期ではありますし、無理はいけません。

長女のときはメデラのスイング(シングルポンプ・片方のみ)のを使用していました。

長女のときは、搾乳がうまくいくかもわからない状態でしたし、職場復帰後の搾乳の生活も思い描けない早い段階で購入しました。両側一度に搾乳できるダブルポンプタイプのスイング・マキシも発売はされていたのですが、1万円以上の価格差もあり、もし、長続きしなかったらもったいないなぁ…という気持ちもあり、片方のみの搾乳するタイプを購入しました。

私は、100mlを搾乳するのに10分ほどかかりましたので、両側の搾乳で10分×2で計20分は要していました。

仕事に復帰後は忙しく、なかなか、搾乳時間を確保するのも大変な状況でしたので、最初から、両側いっぺんに搾乳できるタイプを購入しておけばよかったと思ったものです。

ちなみに生後3~4か月の我が子が保育園に持参していた冷凍母乳の量は、1回200ml分を2~3回/日分(つまり1日に計400~600ml)でした。

我が子は7時半~18時ごろまでは保育園で過ごしていたので

7時半に授乳して登園し、長子は11時、15時ごろに2回、次子は10時、13時半、17時ごろに3回ぐらいのペースで冷凍母乳を飲むというペースでした。

時間と労力は少ないほうがよい!という反省で、次子のときには、長女のときにはなかったメデラのフリースタイルが販売されていたこともあり、かなり高くて悩んだのは悩んだのですが、購入することにしました。搾乳器の購入に悩むのは高価であり、なおかつ、一時的な使用であるからだと思います。そして、試しに使ってみたり…ということがなかなかできないことも悩みますよね。私がフリースタイルを購入したときも、まだあまり口コミもあまりなくて、すごく悩みました。

搾乳器自体はスイングもフリースタイルもそれほど重くはなく非常にコンパクトなのです。十分持ち運びできるサイズです。とくにフリースタイルはかなりコンパクト。

しかし、保育園の荷物と子ども(3か月ですでに体重6kgです)、子どもの荷物と、冷凍母乳600ml分と、冷凍母乳が溶けないようにする保冷剤と、お昼寝用の布団と…となると行きかえりの荷物がそれだけでもかなりの量になりますのでご注意ください。

そして、念願のダブルポンプで搾乳は、搾乳時間は短縮できるのですが、デメリットとしては、やってみて気づいたのですが(笑)、搾乳器グッズのと洗い物が約2倍になります…。

まぁそれでも、ダブルポンプのほうがお値段だけの価値はあると思います。

メデラのスイングはACアダプタ以外に、電池で持ち運びができます。私は充電電池を使って、使用していました。フリースタイルは、携帯電話のようにそのものに充電ができるのがメリットです。

また、スイングとフリースタイルの違いとして、フリースタイルは搾乳時間が表示されます。個人的には、あれ?もう15分も搾乳していた、とかわかるのには役に立ちました。(時計があればなくても十分困らない機能だと思います)

音の大きさは、どちらも同じぐらいかなと思います。どちらもすごく小さい音とはいいがたいですが、びっくりするほどの音ではありません。ただし、トイレの個室で搾乳しようとしたら、個室の外には、聞こえると思います。手動に比べると電動は音がすることがあえていうとデメリットでしょうか。

長くなってしまったので、また次の機会に、書き足りなかったことを書こうと思います。

(追記)関連記事を記載したのでよろしければご覧ください。

関連記事:【安い母乳パックレポート・比較】Angelcareは冷凍母乳作りに使いやすくおすすめ

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